お知らせ2018.03.08
咲くやこの花館で
宝石のように美しい「ヒスイカズラ」の花が開花しました!!
花の見ごろは3月中旬からで、
4月中旬までお花をご覧になれます。
ヒスイカズラ Strongylodon macrobotrys (マメ科)
フィリピンのルソン島、ミンドロ島、カタンドゥアネス島原産のつる植物です。自生地では森林の伐採により熱帯雨林が減少し、全滅の危機に瀕しています。植物の中では珍しい翡翠色の花をつけます。直径約6㎝、偽総状花序は3mになることもあります。
コウモリが蜜を貰うために花にぶら下がると雄しべ、雌しべがあらわれ、その際に花粉がオオコウモリの頭につき、違う株の花粉を運ぶ役をします。共進化の分かりやすい例です。当館ではコウモリの助けがなく、約20年前にコウモリの活動時間に人工受粉を行いました。結果は見事成功し、当時の種から発芽した株が現在花を咲かせています。