オヒルギ
東アフリカ~中国南部、東南アジア、オーストラリア、日本(奄美大島以南)のマングローブ(マングローブには汽水域に育つヒルギ類、サゴヤシ等の総称、またはこのような植物の生える場所の2つの意味があります)に見られます。汽水域は河口で真水、海水と潮の満ち引きで変化する特殊な環境です。花は径約3cm、花に見える赤い部分は萼で花弁は萼に囲まれています。花には蜜がありメジロなどが吸いに来て、同時に花粉を他の花に運んでくれます。受粉後、種子がみのり、胚の幼根が長く伸びます。長さ20cmあまりの胎生種子となり、泥の中に落下して芽生えたり、漂流して各地で増えていきます。9月下旬までご覧いただけます。