シクンシ(インドシクンシ)/使君子
熱帯アジア各地やその他の地域でも野生化したものが見られ真の自生地は不明です。花は咲き始めが白、そしてピンク、赤へと変化する香りの良い美しい植物だけに各地へと人の手で広まったようです。鉢植えの状態を見る限り低木と思わせますが、大きく育つとつる性へと変化、8mにもなります。
シクンシといえば学識、徳、礼儀を備えた君子や、そのイメージをもつ蘭、竹、菊、梅を四君子といいますが、今回紹介の熱帯植物は「使君子」という生薬名で漢名(shijunzi)に由来しています「神に授かった妙薬」の意味を持ちアミノ酸のひとつキスカル酸を含みます。根、種子、果実を煎じると回虫の駆除薬や下痢止めになります。果実を煎じてうがい薬や腎炎の薬になります。葉は風邪を鎮めたり、根はリューマチの薬にと妙薬に相応しい効き目です。
Combretum indicum is found in the tropical Asia and other tropical areas. But it is difficult to find the original native place now. The clusters of fragrant flowers change their color from white to pink, and finally to red. It is used as a herbal medicine. Decoctions of the root, seed or fruit can be used as antihelminthic the expel parasitic worms or alleviating diarrhea. The roots are used to treat rheumatism.