アガベ・サルミアナ・フェロクス
リュウゼツランといえば、「センチュリープランツ」といって100年に一度しか咲かないといわれる「アオノリュウゼツラン」が有名ですが、リュウゼツランの仲間(アガベ)は、北アメリカ、中央アメリカ、南アメリカのコロンビア、ベネズエラ、西インド諸島などに300種あまり分布している多肉植物です。個体変異や地理的変異が多く、広範囲に分布することがあって分類は確立されていません。
このアガベ・サルミアナ・フェロクスは、リュウゼツランの仲間の中でも、非常に豪快な感じのする大型種で、黄色い花を咲かせます。変種名のフェロクスは、大刺があるの意です。葉が幅広で、厳しい環境で生育するため、生長に時間を要し、また、花を開花させると枯死してしまいます。ちなみにこの種はテキーラの原料とはなりません。