ヒビスクス「コーラルレモン」
1993年12月、マレーシアのジョホールバルの町はずれでのこと、道端に野生のウツボカズラのネペンテス・グラキリスが雑草然と生えていました。そして作業員は雑草として刈り取っていきました。驚きのままハイビスカスの第一人者故立花吉茂先生と手入れのされた個人の庭の前に、これは変わったコーラルタイプだといわれました。黄色の花の他にも茶色の花も、早速家主のおばさんに枝をおねだりしてしまいました。挿し木などでさっそく増殖、各地の植物園などにも広がりました。今では「コーラルレモン」の品種名を貰い沖縄でも沢山栽培されるようになりました。この花を見る度に熱帯の恵みの中のおばさんを思い出します。フウリンブッソウゲが交配に関係するコーラルタイプのハイビスカスは最低温度5℃程度の耐寒性、原種的なテイストなど丈夫さとしだれるように咲くさまはハワイアンタイプとは異なります。(ハイビスカスは英語の発音で、学名はラテン語でローマ字読みとなり「ヒビスクス」になります。)
Many cultivar type of Hibiscus are grown in the Tropics. This Hibiscus called ‘Lemon Coral’ was introduced from one of the private garden in Johor Bahru, Malaysia to Sakuya Konohana Kan in 1993 by the staff members. Now it is propagated by cutting and grown in Okinawa too.